聞こゆる – 有名な
きこゆる木曾の鬼葦毛といふ馬の、きはめてふとうたくましいに、金覆輪の鞍おいてぞ乗つたりける。(平家物語)
(有名な木曾)
所謂 – 一般的に言われている
いはゆる折り琴、継ぎ琵琶、これなり。(方丈記)
(一般的に言われている折琴)
あたら – 大切な
いかが要なき楽しみを述べて、あたら時を過ぐさむ (方丈記)
(大切な時)
ありつる – さっきの
(さっきの鉢)
「まことにまことに、 ありつる鉢を忘れて、取り出でずなりぬる。それがしわざにや」など言ふほどに、この鉢、蔵より漏り出でて、この鉢に蔵乗りて、ただ昇りに、空ざまに一二丈ばかり昇る。(宇治)
させる – たいした
わたうたちこそ、 させる能もおはせねば、物をも惜しみ給へ。(宇治)
(たいした才能)